【2024年】整骨院が開業時に活用できる補助金・助成金
最終更新日:2024年9月14日
執筆者
マーケティング
中澤 寛(なかざわ かん)
大学卒業後、独立して代理店営業をしながらスポーツスクールを5団体まで立ち上げ。その後、スポーツスクール立ち上げの経験を活かしてウェブ集客支援の受託事業を開始。延べ10年で90社のホームページ制作、ランディングページ制作などのクリエイティブからウェブ広告運用、SEOの支援を行う。現在も受託開発事業を継続しながら、事業会社としてリフォーム、訪問マッサージ事業を展開。
目次
【2024年9月】補助金・助成金の公募情報
2024年9月現在、募集されている補助金は「IT導入補助金」のみとなります。
補助金名 | 応募状況 |
---|---|
IT導入補助金 | 公募中(最終受付)
2024年9月20日〜2024年10月15日 |
小規模事業者持続化補助金 | 募集なし(ほぼ終了) |
事業再構築補助金 | 募集なし(ほぼ終了) |
ものづくり補助金 | 令和6年度募集終了 |
※ IT導入補助金は補助金事務局が2024年9月13日に追加公募を発表。
【基礎知識】補助金と助成金の違い
補助金と助成金は同じようで、実は管轄している省が異なります。
補助金は経営力強化を目的とした販路開拓や業務効率化を対象とした補助事業で、経済産業省が管轄しています。
一方の助成金は、雇用促進を目的とした非正規社員の正社員化、社員教育などを対象とした助成制度で、厚生労働省が管轄となります。
補助金 | 助成金 | |
---|---|---|
主な提供者 | 経済産業省 | 厚生労働省 |
目的 | 起業促進や産業振興など | 雇用促進や能力向上など |
採択率 | 20〜60% | 100% |
公募期間 | 年に4〜5回 | 通年 |
それでは本題の整骨院が開業時に活用できる助成金と補助金を、「雇用・販路開拓・店舗取得」に分けて解説していきます。
雇用に活用できる助成金
キャリアアップ助成金(正社員化コース)
助成額 | 40〜80万円(+20万円) |
---|---|
条件 | ・無期かつフルタイム ・昇給が適用されている ・賞与or退職金が支給 ・非正規と賃金に差がある (賞与、手当など) |
公式サイト | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html |
助成金の中で、最も人気かつ有名な助成金がキャリアアップ助成金です。中でも正社員化コースは助成額が大きいことから非常に人気です。
2024年度から補助額が最大80万円に引き上げられ、かつ初めて制度を規定して申請した場合は20万円の加算されるという大幅に拡充されました。
従業員を雇用する予定がある方はぜひ活用してくださいませ。
業務改善助成金
助成額 | 60〜600万円 |
種類 | ・30円コース ・45円コース ・60円コース ・90円コース |
活用方法 | ・顧客管理ツール ・会計ソフト |
対象経費 | ・コンサルティング費用 ・人材育成 ・教育訓練 ・機械設備 |
公式サイト | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html |
業務改善助成金は、中小企業や小規模事業者が賃金引き上げを行う際に、そのための業務改善や設備投資を支援する制度です。
具体的には、生産性向上を目的とした機械設備の導入や業務効率化のためのシステム導入などが対象となります。
支給額は賃金の引き上げ幅や導入する設備によって異なり、条件を満たせば最大600万円の助成が受けられることもあります。
また以下のケースも対象となるため、以下に該当して諦めている方も非常に多いので、ぜひ検討してくださいませ。
- 雇用保険に加入していない労働者も賃金引き上げの対象
- 雇用して1日経過後であれば賃金引き上げの対象
販路開拓・業務効率化に活用できる補助金
IT導入補助金
補助額 | 5〜350万円 |
---|---|
補助率 | 1/2〜2/3 |
種類 | ・通常枠 ・インボイス枠 ・セキュリティ対策推進枠 |
活用方法 | ・顧客管理ツール ・会計ソフト |
整骨院がIT導入補助金を活用する場合、「顧客管理(CRM)」と「会計ソフト」が主な活用方法になります。
具体的には顧客管理のための電子カルテを導入することによる業務効率化、あるいは会計ソフトの導入などが挙げられます。
最も効果的な方法としては既存顧客に対して「Lステップ」などを導入して離反顧客への再来店の促進や、予約ツールを導入して業務効率化を進める方法などが挙げられます。
なお、IT導入補助金を活用する場合は以下の条件をクリアする必要があるのでご確認ください。
- 1期以上確定申告をしていて、納税申告書を提出できる
- IT導入支援事業者に登録していない
- 中小企業である
- 直近12ヶ月でIT導入補助金に採択されていない
- 前年度の売上が投資額の5倍以上ある
【募集なし】小規模事業者持続化補助金
補助額 | 〜200万円 |
補助率 | 2/3 |
種類 | ・通常枠 ・賃金引上げ枠 ・卒業枠 ・後継者支援枠 ・創業枠 |
活用方法 | ・ホームページ制作費用 ・チラシ作成費用 ・ポスティング費用 ・看板作成費用 ・店舗改装費用 |
最も人気な補助金として有名な小規模事業者持続化補助金は、ほとんどの経費に対して補助対象となる魅力的な補助金です。
開業時にほとんどの方が発生する「ホームページ・チラシ・看板作成費用」は、全て小規模事業者持続化補助金で補うことができます。補助率も2/3と、開業時には絶対に活用したい魅力的な補助金です。
ただし、2024年9月時点では募集が行われておりません。令和6年度能登半島地震の災害支援枠という特別枠が設けられたため、予算を使い果たして終了してしまっている可能性があります。
【2024年終了】ものづくり補助金
補助額 | 〜5,000万円 |
---|---|
補助率 | 2/3 |
種類 | ・通常枠 ・賃金引上げ枠 ・卒業枠 ・後継者支援枠 ・創業枠 |
活用方法 | ・施術機器 |
「ものづくり補助金」という名称から製造業限定の補助金と勘違いされている方が多いですが、実は業種の制限は一切なく、また個人事業主でも活用できるのがものづくり補助金なのです。
また対象要件に「革新的」という記載がありますが、革新的の定義は「地域の先進事例」「業界の先進事例」「同業他社のサービスと比較して優れている点」があれば対象となるため、幅広く活用できるのがものづくり補助金です。
整骨院の開業時に特定の施術機器を導入予定の方はぜひ活用したい補助金です。
なお、2024年は終了しているため、活用する場合は2025年4月以降となります。
【一部地域限定】ホームページ制作・販路開拓補助金
「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」、「ものづくり補助金」は国が主導の補助金に対し、都道府県あるいは市区町村単位で行われている補助金が一部地域で公募されています。
最終的には市役所で確認するのが最も正確ですが、一部公募されていたホームページ制作及び販路開拓の補助金をご紹介します。
エリア | 補助金名 |
---|---|
東京都八王子市 | 【受付を終了しました】令和6年度(2024年度)経営力強化補助金(販路拡大事業)の公募について |
東京都中央区 | 令和6年度中小企業ホームページ作成費補助金(概要について) |
東京都豊島区 | 開業支援事業補助金(開業支援コース) |
東京都練馬区 | ネリサポの補助金(令和6年度)ホームページ作成費補助事業 |
店舗取得に活用できる補助金・助成金
店舗取得時に活用できる補助金・助成金が一部の地域限定で公募されています。名目は「空き家対策」であることが多いため、シャッター商店街となっている地域で公募されていることが多いです。
そのため、都心部などの人気エリアでは活用できることはほとんどありません。
エリア | 補助金名 |
---|---|
静岡県伊東市 | 起業支援および空き店舗対策事業 |
千葉県船橋市 | 空き店舗対策事業補助金 |
埼玉県ふじみ野市 | 商店街空き店舗対策事業補助 |
補助金は早い者勝ちなので最新情報をチェック必須
補助金は年度初めに予算が決められて、予算を順次消化していき、なくなり次第終了となります。また人気の補助金の採択率は20%と狭き門です。
重要なことは、最新情報を早く収集し、かつ補助金の募集要項に沿った形で補助金の計画書を作成することです。
私たちクリニックマーケティングは、整骨院専門の集客支援事業に取り組んでいるため、整骨院に活用できる補助金・助成金情報をいち早く収集して皆様にお届けしております。
補助金を活用して事業を加速させたい方はぜひLINE登録を行っていただき、最新情報を活用してくださいませ。
全50項目を
無料診断!
情報に価値はない。
正しく大量に実行することに価値がある。
私たちの集客支援の価値は『情報』ではなく『正しい施策をより多く実行する』ことだと考えております。
そのため月間40万PVある上場企業のホームページの運営経験をもとに全50項目の無料診断結果をお伝えいたします!少しでも整骨院・整体院様の集客にお役立てたら幸いです。
無料診断一部紹介
- Google Search Consoleによるアクセス解析
- Google Analyticsによるアクセス解析
- Microsoft Clarityによるユーザー行動解析
- The W3C Markup Validationによるコーディング解析
- PageSpeed Insightsによるパフォーマンス解析
- Ahrefsによる被リンク獲得解析