整骨院が交通事故で集客する方法は「認知」と「口コミ」

最終更新日:2024年10月21日

中澤 寛(なかざわ かん)

執筆者

マーケティング

中澤 寛(なかざわ かん)

大学卒業後、独立して代理店営業をしながらスポーツスクールを5団体まで立ち上げ。その後、スポーツスクール立ち上げの経験を活かしてウェブ集客支援の受託事業を開始。延べ10年で90社のホームページ制作、ランディングページ制作などのクリエイティブからウェブ広告運用、SEOの支援を行う。現在も受託開発事業を継続しながら、事業会社としてリフォーム、訪問マッサージ事業を展開。

整骨院の交通事故の集客で重要な2つの要素

整骨院の交通事故の集客の重要な要素はたった2つです。この2つが適切に満たしていれば、必ず集客ができます。

その2つの要素とは「認知」と「口コミ」です。

要素①認知

患者様の立場に立つとわかりますが、交通事故時の患者様の心境は「早く診断してもらいたい」です。

そのため、「交通事故に強い整骨院はどこだろう?」と比較検討を吟味されるのではなく、最初に思い出される整骨院(第一想起)、あるいは最初に見つけてもらう整骨院(第一発見)であることが重要です。

その最初に思い出される、あるいは最初に発見してもらった整骨院の中で、簡易的な比較検討が行われる、という意思決定が行われます。

第一想起

第一想起とは、特定のカテゴリーの中で最初に思い出される2〜4種類に思い出されることです。

例えば、「コカコーラといえば?」という質問をされ、想起されるのは「コカコーラ」あるいは「ペプシ」かと思います。

このように、特定のカテゴリー内で最初に思い出されることが集客する上で最も重要であり、交通事故の集客でも同様に患者様に「交通事故といえば?」で思い出される整骨院である必要があるのです。

第一発見

第一発見とは、Google MapやGoogle検索で調べた結果、最初に表示され最初に発見されることです。

つまり、検索結果の順位で上位に表示されることが重要、ということです。

目指すべきは1位に表示されることですが、実際には3位以内に入れば十分な成果を得ることができます。

要素②口コミ

認知と同等に重要なのが「口コミ」です。

整骨院の交通事故の口コミは「Google Map」が主戦場であり、評価は5段階中5をもらわないと高評価と見なされません。

ただし、交通事故の場合は口コミを吟味されることはなく、緊急度が高いため「交通事故場所あるいは自宅から近く、評価が悪くない整骨院」が選ばれます。

交通事故で選ばれる具体的な目安は、「口コミ数が10以上かつ評価4.1以上」を目指しましょう。

なお、近年は消費者が何かを選ぶ際に第三者の声を重要視することになったことから、広告だと知らせずに宣伝活動や虚偽の口コミなどを取り締まる法律として2023年10月からステマ規制(景品表示法)が施行され、宣伝の場合は「広告」などの文言を文章に含めることが必須となりました。

参照:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。

しかし、実際にはステマかどうかを判断することは難しく、罰則の対象となった事例はほんの数件のみで、虚偽の野放しになっているのが現状です。

集客に力を入れている整骨院では、ステマらしい口コミも散見されます。

ステマ行為はいずれ規制の対象となるステマ行為は控えるべきですが、仲の良い患者様には積極的に口コミの依頼をしましょう。

整骨院の交通事故集客方法①第一想起される取り組み

第一想起①患者様への営業

交通事故の集客に成功している整骨院は、患者様からの紹介、あるいは患者様自身の来店が、全体の集客数の40%から60%を占めています。

営業といっても、執拗に営業するのではなく、普段の会話で日常的に「私たちの整骨院では交通事故の施術をやってます!」と伝え続けることをさします。

あとは、院内に「交通事故治療をやってます!」などのポスターを掲載しておく、あるいはLINE OFFICIALなどのツールを用いて2ヶ月に1回程度の頻度で発信するなど、忘れられないように発信し続けることが重要です。

第一想起②地域の車屋・士業への営業

交通事故を起こした当人だけでなく、交通事故を起こした方が相談する方に営業する方法も有効です。

具体的には、地域の車屋や、交通事故を専門とする弁護士、行政書士などです。

地域の車屋や士業を調べる方法としては、実際に交通事故に遭った状況を想定し、Google MapやGoogle検索で調べて見るのがよいでしょう。

あとは、近隣を散歩してみて近くに挨拶行くのも有効です。

デジタルが発展したからこそ、アナログが有効なことは往々にしてあります。

第一想起③看板・のぼり・チラシ

第一想起のための取り組みで最後に紹介するのが「看板・のぼり・チラシ」などの紙媒体です。

地方に行けば行くほど、交通事故の集客はデジタルよりもアナログが有効なケースが多く、特に「看板」は成果が見込めます。

少し時間がかかりますが、地域の方が頻繁に利用するスーパーなどに何度も足を運び、掲載してもらうために交渉するのも有効的です。

整骨院の交通事故集客方法②第一発見される取り組み

第一発見①Google Map(MEO)

Google Map上での集客、いわゆるMEO(Map Engine Optimization)は、交通事故患者様に最初に発見されるために非常に重要です。

特に、事故現場や自宅から近い整骨院が選ばれる傾向が強いため、Google Mapの検索結果で上位表示されることが大切です。

MEO対策のポイントとしては、整骨院の正確な情報を登録することに加え、キーワードの最適化、写真の定期的な更新、そして「営業時間」「サービス内容」「電話番号」の明示が必須です。

これらを徹底することで、交通事故治療を探している方がスムーズに選択できる整骨院として認識されます。

第一発見②Google検索(SEO)

Google検索において整骨院が上位表示されることは、患者様に最初に発見されるための大きな鍵です。

SEO(Search Engine Optimization)は、自然検索結果で上位に表示されるための施策であり、特に「交通事故 整骨院」「交通事故 治療 ○○市」などのキーワード対策が必要です。

SEO対策では、交通事故治療に関する情報を網羅したページを作成し、患者様に役立つコンテンツを提供することが重要です。

交通事故治療に関する実績や症例、具体的な施術の流れなどを記載し、信頼性を高めると効果的です。

また、定期的なブログやニュースの更新も検索エンジンに好まれるポイントです。

第一発見③Web広告(リスティング広告)

リスティング広告(Google広告などの検索連動型広告)を活用することで、即効性のある集客が可能です。

交通事故治療に特化したキーワードを設定し、該当する検索をした際に広告を表示させることで、第一発見を狙えます。

広告費用が発生しますが、緊急性が高い交通事故患者様に向けて即効的にアプローチできるため、費用対効果の高い施策です。

広告のタイトルや説明文には「交通事故治療」「○○市で評判の整骨院」などのキーワードを盛り込み、訴求力の高い文章を作成しましょう。

第一発見④交通事故専門のポータルサイトへの掲載

交通事故専門のポータルサイトに整骨院の情報を掲載することも、第一発見を狙う有効な方法です。

これらのサイトは、交通事故治療に特化した情報を集めているため、交通事故に遭った患者様がアクセスする可能性が高く、信頼性も上がります。

代表的なポータルサイトに掲載することで、地域での知名度も上がり、他の整骨院との差別化にもつながります。

また、患者様からの口コミや評価も参考にされることが多いので、積極的に活用しましょう。

整骨院の交通事故集客方法③口コミを増やす取り組み

実際のところ、口コミを増やすためには患者様にお願いするしかありません。

強いて口コミを増やすための取り組みとしてあげるとするならば、口コミをお願いできるだけの関係を構築することが重要です。

クーポンの配布や次回割引はステマ規制の対象なので要注意

実は、「口コミを書いてくれたら、クーポンを配布します!」という交渉は、ステマ規制に該当してしまいます。

ステマの定義を端的にいうと「何かしらの報酬によって行われる口コミ」であり、その報酬に該当するものとして「割引クーポン」「施術1回無料」なども、全てステマとして扱われます。

上記のステマ行為をしたからといってすぐに行政処分になる、あるいはGoogle Mapのアカウントが停止されることはないですが、ステマ規制に該当するので控えましょう。

まとめ

  • 整骨院の交通事故の集客は「認知(第一想起・第一発見)」と「口コミ」
  • 第一想起の取り組みは「患者様への営業」「地域の車屋・士業への営業」「看板・のぼり・チラシ」
  • 第一発見の取り組みは「MEO」「SEO」「リスティング広告」「ポータルサイト掲載」
  • クーポン配布・割引はステマ規制なので要注意

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